徒然なるさざれ石

シャボン玉おじさんを目指す大学生奮闘記

北関東周遊(4日目)

今日は、

新前橋→草津温泉

の予定。シンプル。

 

 

 

朝、相方に起こされた時には、漫画喫茶の料金切替の15分前だった。

 

急ぎ荷物を片付けていたら、傘がないことに気がついた。

どこに置いてきたかわからないが、取り敢えず出ないと行けないので、荷物をまとめて外に出た。

 

 

 

 

 

雨が降っていた。

 

 

 

 

 

 

運良く漫画喫茶で傘を売っていたので、渋々買って、昨日の写真からいつ傘が無くなったかを探りながら、駅まで歩いていた。

 

 

 

 

車に水をかけられた。

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歩きスマホをしていた僕が悪いということか。

なんて日だ。

 

 

でも、良いこともある。

 

今日は草津温泉に始発で向かい、ゆっくり温泉街を堪能するのだ。

これが無ければ僕の心はココで折れていたと思う。

 

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前橋駅、やはり周りは寂しい

 

陸橋の時に周りを見渡したら、あるラインから先は途端に建物がなくなって言っていた。

そうか、あの先はグンマーであり、駅周りだけはチャイナタウンみたく日本のものが入植しているか。

 

そうこうしていたら長野原草津口についた。

ここからバスに乗り換える。

 

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草津口は工事中

 

駅からバスで40分ほどで草津温泉に着いた。

この時、朝8時08分である。

1日は長い。

 

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右手前の建物は足湯

 

ここから温泉街に地図を頼りに歩いて行くと途端に硫黄臭がした。

腐っ思いながらも、温泉が近づくとワクワクがきた。

 

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有名な湯畑

 

硫黄にも慣れて付近を見渡すと、人はまだまばらだ。

窓越しにホテルの中を見るとみなご飯を食べていたから、今はどこも朝食の時間なのだろう。

そういえば、僕の朝ごはんはコンビニのオニギリだった。味気ないご飯だと食べた記憶に残らないのが少し悲しい。

お昼は温泉街で食べよう。

 

湯畑から歩いて15分の宿に荷物を置きにいく。

地図ではすぐだったのだが、実際にはものすごい上り坂だった。

大学で鍛えられてなければ即死だった。

 

 

荷物を置いて、湯畑まで戻ってきたらそこそこ活気が出ていた。

混む前に色々みたく、まず、湯もみショー(板でお湯を混ぜるやつ)を見に行った。

 

始まるまでに色々準備したり、案内していた人が25前後の若い元気な女の人で、僕らは最前列を陣取り始まりを待った。

始まった瞬間に、その女の人は消え、おばさん集団が出てきて踊り、歌に合わせて湯もみが始まった。

 

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いや、まぁ、何も言うまい。

地元の盆踊りみたいだったなんて絶対に言わない。

 

ちなみにここで揉まれた湯には入ることはできない。

それはまた、別の施設で可能になるのだが、バスタオル2枚の用意が必要で、僕らには持ち合わせがない。

というか、バスタオル2枚持ちのやつなんているのか。

 

 

湯もみが終わると、バス会社から電話があり、僕の忘れた傘が見つかったらしく、家まで郵送してもらうことになった。

傘の問題も解決して心が晴れる。

さぁ、お風呂を巡ろう。

 

今日は時間があるので主要三箇所の風呂に入れる湯巡り手形を買った。

まずは、御座之湯。

 

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二種類の源泉を引いていて、ピリピリする湯とヌルヌルする湯があった。

1人のおじいちゃんが、そそくさとペットボトルに湯を汲み出し、大事そうに持って帰っていった。

そんな効果あるのかよと観察していたら、凄いことに気がついた。

 

お年寄りの背中は赤や茶色の斑点でグロテスクになっていることが多いのだが、このおじいちゃんはめちゃくちゃ綺麗だった。

遠目にはホクロ1つも観察できなかった。

湯に対するテンションが上がる。

 

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昼には名物の生姜焼きを食べた

 

鬼怒川ほどではないが、草津温泉も廃墟が多い。

今でも十分賑わっているのだが、最盛期はもっと多くの人がいたのだろう。

 

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その筋のマニアにはたまらなさそう

 

 

次は、大滝の湯だ。

 

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ここは、合わせ湯といって、次第に温度の上がる浴槽に順に入っていく入浴法が有名だ。

最後の浴槽の温度は46度にもなる。

 

いきなり46度の湯に入るとめちゃくちゃ熱くて、10秒も耐えられないのだが、順に入っていくと、1分は耐えられる。

昔の人はよく考えたものだ。

 

 

足も疲れたので、一旦ここで宿に戻った。まだ、2時過ぎである。

昨夜の漫画喫茶は近くにイビキの大きな人がいて、ろくに寝られなかったので、休憩して夜に再出発をした。

 

 

 

18時ごろ、湯畑の見えるお好み焼き屋で軽く夕食を済ませた。

 

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窓際は予約した方が良さそう

 

ここから3つ目の温泉である、

西の河原温泉に向かう。

 

夜になると道がライトアップされてそれは幻想的なものになっていた。

 

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足湯もある

 

惜しむらくは隣を歩くのが、可憐な乙女でなくて、朝起きる時にふぅんふぅん唸る男であることである。

 

いや、決してけなしているわけではない。

一緒に旅行に行ってくれてありがとう。

 

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道中足元を見ると、石が積まれていた。

西の河原を「さいのかわら」と読むだけあって、ちょっと怖い。

 

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ここの温泉は広い露天風呂が特徴だ。

逆に内湯やシャワーもなく、それしかないのだが、とにかくでかい。

視野角に収まりきらないので、開放感が大きく、煩い大学生のグループがいても気にならなかった。

 

湯上り後は、湯畑まで戻り、街並みやゲームを楽しんだ。

 

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懐かしのスマートボール

 

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射的

 

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喋る草

 

湯畑もライトアップがされており、ぶらぶらと散策した。

それでも湯冷めはしなかった。

 

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宿に戻り、念のため宿の風呂にも行ってみた。

この宿には、内湯2つと露天風呂が1つあり、入浴するときは入り口の札を入浴に変えておく。

つまりは、貸切湯なのだ。

 

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湯もみの板があったので、昼のショーを思い出しながら湯もみしてみた。

結構重労働である。

 

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洗面台も個室内にあるため真っ裸で、髪を乾かすなんてこともできる。

 

 

途中、隣の内湯に男子大学生3人ぐらいの賑やかな声が聞こえたので、高めの声で鼻歌を歌った。

聞こえたかどうかはわからないが、そのあと静かになった。

 

 

 

草津温泉は総じて見るとリニューアルがこまめに行われているなと感じた。

老舗の旅館であっても中は綺麗だし、トイレはウォシュレットがついてる。

洗い場のシャワーも突然冷水がでたり、目が詰まって変な形で出てくるということがない。

脱衣所の床も学校のプールにみたいなことにはなっていなく、綺麗な木目だった。

 

今まで行った温泉郷で1番良かったかもしれない。

ぜひ、お越しください。