徒然なるさざれ石

シャボン玉おじさんを目指す大学生奮闘記

のぼりだ!

ぱちっ

 

よぉし、起きるか…

 

んっ…

これはっ…

 

 

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のぼりだ!

ワンコインランチだ!

 

 

 

いい目覚めだったなぁ

 

よし、顔を洗って…

 

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のぼりだ!

こんなタオルはツルツルして使いにくい

 

 

いやー、なんてこった、朝からのぼりだらけじゃないか

 

 

 

いただきまーす!

 

お母さん、今日のパン……

 

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のぼりだ!

 

 

母さんまでのぼりに…

 

 

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はっ!

 

 

 

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 だぁ!

 

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………

 

 

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の…ぼ…り…だ!

 

 

 

いただきます〜たい焼き編〜

ひゃっはぁぁぁあ。

 

今日のお昼は、ばあちゃんが買ってきたたい焼きだ。

 

うまい、甘い!

ちゃんとお腹にくるし、糖分も摂取できている。

 

唯一の不安は栄養の偏りだが、

カロンだけのOLとか、パンだけ食べるヒッピー見習いもいるから大丈夫だろう。

 

 

 

たい焼きにまつわる話で言うと、

頭と尻尾どっちから食べるとか、

天然と養殖のたい焼きについてなど色々あるが、

 

では、皿でたい焼きを食べたことはあろうか。

 

 

 

 

僕はある。 

 

高校の頃だったか、家に帰ると皿にたい焼きが乗せられていた。

 

まな板の上の鯉は、絶体絶命とはいえ希望が残されているが、

皿の上の鯛は、もう食べられる他ない。

 

崖の上のポニョなら人間になれるというのになんだってんだ、この差は。

 

  

 

いざ、食べようとした時に、母親が台所からフォークを持って手をぐるぐるしながら

 

「ザパァザパァ」 

 

 と言っていた。

 

 

 

そして、僕の前までくるとおもむろに

 

「とぅ」

 

フォークをたい焼きに突き刺した。

 

 

そのままゆっくり持ち上げると、

 

 

 

 

 

 

 

 

「取ったど〜〜〜!」

 

 

と叫んだのだった。

 

 

 

なんということだ、この鯛はまだ生きていた設定なのか!

驚きのあまり脳内に風が吹きわたった。

 

 

そのまま僕はフォークで食べた。

 

うん、この食べ方も悪くない。

 

僕と車の物語

″あなたと車″

″どんな物語がありますか?″

 

現在、僕は大学に自転車を置いてある。

 

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愛車「いぶし銀」である。

 

しかし、この自転車二代目なのだ。

 

2台目ではない、二目だ。

 

 

 

二代目というからには彼の前には先代がいた。

 

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唯一のこってる写真

 

先代「マックイーン3号」である。

実家から2時間かけて連れてきたやつだ。

 

 

彼はブレーキの効きがおかしく、握ってもある所までは効かないのに、そこを過ぎると強烈に掛かった。

 

 

名古屋は坂が多い。

 

僕は下る時、何度か前に飛ばされてフレームに局部を打った。

 

 

そんな彼の扱いにも慣れた頃、

 

 

 

 

 

 

彼は非業の死を遂げた。

 

 

 

 

 

 

 

鍵を使うのが面倒だったので、ダイヤルロックを使っていたのだが、ダイヤルロックをし忘れたのだろうか。

 ある日見たらダイヤルロックが無くなっていた。

 

 

 

付近を見ても見当たらない。

 

 

 

よもやダイヤルロックだけ盗まれるとは。

 

 

 

なぜ、本体を盗まない。

そんなに、先代には魅力が無かったのか。

 

 

僕は悔しくて悲しくて、何もロックせずに彼を放置して帰った。

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼がいなくなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

どうやら本当に盗まれてしまったようだった。

よかった、魅力があったみたい。

 

僕は自転車を停めた場所を忘れる癖があったので、忘れてるだけだと友人に言われたが、1ヶ月ほど探しても見当たらなかった。

 

盗んだやつは本山の坂で股を打つが良い。

きっと少しはまともになるだろう。

 

 

 

自転車が盗まれる理由は2点ある。

 

転売用と使う用だ。

 

 

僕の腐ったママチャリが転売出来るとは思えないし、使う用として盗まれたのだろう。

 

だから二代目の防犯対策は万全にした。

 

 

 

コンセプトは「使いたくない自転車」だ。

 

 

 

 

 

 

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いたるところに忍者のシールを貼った。

 

究極にダサくした。

 

 

本当はピンクのフリルとかつけてやりたかったが、それは僕も乗りたくない。

 

このギリギリを攻めるのが難しかった。

 

 

この自転車なら、イかれた日本通の外人か僕ぐらいしか使わない。使いたくない。

 

実験として鍵をせずに、先代の盗まれたポイントに一週間放置したが、無事だった。

 

この防犯法広まるといいのに。

 

 

 

 

 追伸

先代の盗まれる過程について僕は記憶違いをしていた。

 

この話のために昔のメモを読むまで、「サドルが盗まれて翌日本体が盗まれた」

と思っていたが、先に盗まれたのはダイヤルロックだ。

 

2日目に盗んでいったやつはサドルなしの自転車を盗んだ変態になっている。

 

事実も奇なら、記憶はもっと奇だった。

 

 

先代がいなくなったショックで、サドルの誕生日サプライズと自転車盗難の話がごちゃってしまったようだ。

 

20世紀少年みたいで怖い。

 

 

 

 

 

 

 

トーイックガチャ(11回目)

今日は、中京大学(八事)で受験だ。

 

11回目にして初めての会場だったので早め010時50分頃八事に着いた。

 

八事はラーメンの店が多いので、どのラーメンにしようかワクワクだったが、軒並み時間外や定休日で諦めてイオンのフードコートに行った。

 

 

フードコートは楽しい。

 

色んな人がいる。

 

 

「趣味は人間観察です。」なんていうと気持ち悪いやつ認定されそうだが、一人一人の動きを見ているとテレビ見たいで面白い。

 

最近のテレビは2番組同時に見えたりするらしいが、ここなら、自分の目の追いつく限り8,9番組同時に見ていられる。

 

多機能な車椅子に乗っている爺ちゃんがいた。

カッコいい。

 

フリーペーパーの前を何往復かして、ついに一部掴んで帰る人がいた。

なんだその本はエロいのか?

 

スーちゃん(スガキヤのマスコットキャラクター)の身長について3分ぐらい議論する30代ぐらいの男女がいた。

 

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女性曰く、スーちゃんの身長は110センチだが、

男性曰く、スーちゃんは髪の毛のスタイルまでがキャラクターとしてのスーちゃんであるから130センチなのだと主張する。

どうでもいい議論だけれど、こういうことのできる大人になりたい。

 

 

 

 そうこうしていると、呼びベルが鳴った。

 

スガキヤのランチで、

ラーメン、五目ご飯、サラダ、ソフトクリーム

のセットのやつである。

 

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なんということだ。

ソフトクリームが同時に来た。

 

ラーメンを早く食べないと溶けてしまう。

 

 

ジリジリと溶けていくソフトクリームを横目に僕は急いで、ラーメンとご飯を平らげた。

 

時間とのバトルだ。

 

この後、トーイックで散々時間との勝負をするくせに昼ごはんでも時間に追われるとは。

パート7の中盤の気分である。

 

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たどり着いたときには滑らかになってた

 

さて、無事に大学についたので、まずは建物の探検である。

ブログを書いてる場合ではない。

トイレが綺麗かだとか、屋上いけるか だとか見所は沢山ある。

 

では、トーイック頑張ります。

学ホでの儀式

僕の入ってる6サークルの1つ

「名大シャボン玉クラブ」

https://mobile.twitter.com/nu_syabondama

が昨日学ホで活動をした。

 

 

このサークルは去年できて(作って)、当初は大学でやっていたが、最近は白川公園でシャボン玉を飛ばしている。

  

 

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左のじいちゃんのリアクションがいい

 

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大きいのもやってる

 

最近メンバーが増えたので調子に乗って、大学に戻って、いくつか試したかったシャボン玉をしたのだ。

 

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100均の組み立て式フラフープを使っている

 

これは人が入る用のシャボン玉。

エスト20ぐらいのものすごいスタイルの人専用である。

 

 

他に、ドライアイスでシャボン玉を、凍らせようとしたが、下半分しか凍らずうまくいかなかった。

 

 

糖類の混合量によるかもしれない。

今後の課題だ。

 

 

 

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成功するとこんな感じになる。

やってて気がついたけれど、なんか儀式っぽい。

 

立つところには大理石のプレートを敷いているのだが、このせいでなんだかワープポイントに見えてくる。

 

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ここがリスポーン地点

 

 

しかしというか、やはりというか、
大学での受けは悪かった。

そこそこ騒いでいたし、あれだけのキットを持っているので目には入るはずだが、みな僕らが存在しないかのように扱っていた。


もしかしたら、自分が死んで幽霊になったのじゃないかと不安になるぐらいだった。

 

 

公園での子供達の黄色い声援が恋しい。

 

 

今度は公園でやろう…。

ホトトギス裏話

織田信長

「鳴かぬなら殺してしまおうホトトギス

 

 

秀吉は焦っていた。

目の前で殿が、ホトトギスを切り捨てん勢いだったのだ。

ホトトギスを頑張って捕まえた村の子も怖がっていた。

 

 

花を愛で鳥の囀りに耳を傾けるはずが、殿の一句によって空気が一変した。

まるでお通夜だ。

 

 

 

事の発端はこの鳥が鳴かない事にある。

こんな鳥を連れてきた村の子に非がある訳ではないが、こんな事態になった以上恨まずにはいられない。

 

 

頼みの綱家康は、「鳴くまで待とう」と言ったきり餅を食っていた。

 

 秀吉としては、主人の尊厳を保つ為にもなんとかこの場を乗り越えないといけなかった。

 

 

 

 

秀吉は前に出て詠んだ。

 

 

 

 

 

「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス

 

 

 

 

 

 周囲の受けは悪くなかった。

 

 

 

万事解決のように思えたが、次なる試練が秀吉を待ち受けていた。

 

 

 

 

 如何にして鳴かせるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チッチッ……チッチッチッ」

 

 

ホトトギス

「……」

 

 

 

 

 

秀吉は赤面する。

 

これでは

『鳴かぬなら鳴いてみせるよホトトギス

になってしまう。

 

 

 

 

いくつか手を試すものの、全てうまくいかなかった。

 

 

 

 

 

 

だが、秀吉には最期の手段が残されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

秀吉はホトトギスをわしと掴むと、強く握った。

ホトトギスが少し鳴く。

 

さらに握るなどして、鳥を鳴かせた。

次第に鳴き声は弱々しくなっていく…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ついには鳥は鳴かなくなった。

 

代わりに村の子が泣き出した。

 

 

 

秀吉に生まれ変わったときに困らないよう、この本を読んで鳥と仲良くなりましょう。

最近の僕のオススメの本です。

 

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

 

 

 

 

 

 

 

雪の日の考察

雪はいい。

 

この歳になっても少年の心を思い出させてくれる。

 

溶け残りの白い雪をわざと踏むように歩いた。

 

 

 

我らが一号館まで行くと、

 

 

 

 

 

 

「フィーーーーー!!!」

 

 

 

 

大きな奇声を発しているグループがいた。

 

 

 

 

 

雪に頭がやられた1年生だろうか。

 

 

 

 

何の意味もなさない「フィー」と言う言葉で仲間同士叫び合っている。

 

 

 

僕もたまに奇声をあげるが、「フィー」は絶対言わない。

 

 

「フィー」は奇声界の中で点が低い言葉として扱われている。

あまりにもストレートな奇声で、チャラチャラ感もあるので審査員受けが悪いのだ。

 

次、奇声をあげんとする人は参考にするように。

 

 

 

さて、彼らの観察を続けよう。

 

時々、「フゥゥーーーー!」も混ざるがその2つが彼らの基本言語なようだ。

 

そんな中、群れの後ろに1人だけ、喋らずくっ付いている人がいた。

心なしか表情が薄い。

 

 

何か察するものがある。

 

おそらく、

1年当初にイケイケグループに属してしまったが、後から自分には合ってないと気づくも時すでにお寿司。

 

もう、他のグループには入れなく、ズルズルと属しているのだろう。

 

そも、他のグループに混ざれるコミュ力があったなら、このイケイケグループにも混ざれているはずだ。

 

 

彼は同族だ。

群れとひとまとまりに呼んでしまって申し訳ない。

 

心の中で合掌し、彼の冥福を祈りながら、群れと一緒に一号館に入った。

 

 

 

彼のカバンを見ると、ドナルドのぬいぐるみとダッフィーのストラップが付いていた。

 

 

しまった、読み間違えていたか。

 

ミッキーなど王道でない辺りを見るに、この人はディズニーオタクで、一緒にディズニー行くからってことで、この群れと過ごしているパターンだ!

 

いずれにしても仲間だ。

よかった。いい子だ、この子。

 

 

 

 

 

だが、この推理の穴に気がついた。

 

この手のディズニーオタクはパレードやショーを楽しむ傾向にあるのだが、この群れだとジェットコースターを周回プレイとかになってしまうのだ。

見たかったエレクトリカルパレードを横目にビッグサンダーマウンテンに走る羽目になる。

これは、オタクにとって許しがたいはずだ。

 

 

 

そう思うと別の関係性がある気がして観察を続けてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

新たにケータイにペアのストラップが見えた。

 

 

 

その瞬間僕の脳裏に100アンペアの電流が走り1つの結論が導き出された。

 

 

 

 

ドナルドにはデイジー

ダッフィーにはシェリーメイ

今覚えばこれらには対となるものがあった。

友達との空気さも心の余裕と他の用事であまり友達と遊んでいなかったと考えれば納得できる。

 

 

 

 

 

こいつは彼女持ちだ。

 

 

 

 

 

 

なんだ、こいつは。

仲間なんかじゃない。

許せられない。

あんまりだ。

優雅に朝から雪を踏んで遊んでいた僕の注意を奪って、そんなことを教えるなんて。

 

 

「ファァァアァァアァァアァァ」

 

僕は群れを追い抜かし、自分の教室に駆け込んだ。